次郎の貝塚

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Twitter やめたけれど特に困っていない

イーロン・マスクが Twitter を買収して、Twitter の環境は変わった。

一番僕に影響あったのは Tweetdeck を無料で使えなくなったこと。 名前も X に変わった。ここでは一応表記を Twitter で統一して書く。

Tweetdeck は広告も表示されないし、画面一杯にたくさんタイムラインを表示できるし、何よりリアルタイムでツイートを垂れ流せるのが便利でずっと使っていた。 しかし、これが使えなくなった。 自動でタイムラインをリロードできないと、いちいち画面を更新しないといけないし、それが嫌なので一気に Twitter をやらなくなった。

結局 1 ヶ月に 1 回も見ないくらいになったので、もうほとんど Twitter をしていない。 障害が起きたときは AWS の障害情報を調べるためだけに Twitter を見る程度です。

Twitterやめて何が変わった

ざっと列挙すると以下のとおり。

言い争いを見なくなったのはとても良い変化だった。 結構たくさんミュートキーワードを登録してうるさいつぶやきを表示しないようにしてたけれど、それでも定期的に鬱陶しい呟きを目にしていた。 特に不毛極まりない揚げ足の取り合いみたいな喧嘩を見なくなった。 自分と直接関係なくても、人がけなされたりしてる様子を見ると、それだけでストレスなんで、それらを見なくなったので心が穏やかになった。 最近のTwitterは伸びてるツイートにスパムみたいな奴が大量にぶら下がってるらしく、色々泥沼らしい。地獄かな?

ただし、自分とあんまり関連がない情報を新しく見なくなった。 RSS フィードでニュースや技術情報はキャッチアップするようにしてるけれど、これらは僕と関連がある情報だけが入ってくる。 新作の面白い漫画とか、ゲーム、映画などの情報をほぼ見なくなってしまった。 新作ゲーム情報は代わりに RSS フィードの追加で解消した。 目にする情報の幅が狭まったという点では、やや良くない変化と言える。

Twitter 上でしかやりとりしていない人との連絡手段を失った。 基本的に Twitter 上で色んな人と今までやりとりしてたので、Twitter をやめたことで互いの連絡を全くしなくなった。 GitHub にメールアドレス公開してるんで、一応それ経由でやりとりできるが、まぁ Twitter ほどお手軽ではない。

Twitter に求めていたもの

一番最初、Twitterをやり始めた最初の目的は情報発信だったはず。 Java、JavaFX で作ったツールを公開して、それらの情報を知ってもらうための情報発信のために使ってた気がする。 その当時はまだ学生だった。

その後ソフトウェアエンジニアとして働くようになってから、情報収集を目的に Twitter を使うように変化した。 エンジニアで Twitter をやっている人が多く、それらの情報を拾いたかったから。 そして、その途中からフォロー/フォロワーが増えたことで、コミュニケーションツールとしても使うようにもなっていった。

紆余曲折を経て、Twitter には情報収集とコミュニケーションを求めるようになった。 ただ、重要なのはやはり情報収集で、コミュニケーションはおまけにすぎない。

Twitterの代替

一応代替サービスもいくつか試した。

Misskey

アカウント作ってしばらく見てたんだけれど、技術者でやってる人が少なくて情報収集ツールとしては不適だった。 技術者の集まってるサーバがあるんだったら、そこに参加するかもしれない。

misskey.io は人が多すぎて情報がとんでもない勢いで流れるのもあって、流し見って使い方はできない。 ずっと Misskey の画面に拘束されたくないのもあり、使う気にはなれなかった。

Threads

Facebook が出した Twitter を置き換えうるサービスとして期待していたが、エンジニアでやってる人少なそうだった。 あと空気感がやっぱりインスタグラムって感じで、好きになれなかった。

他人の顔・食事・風景・ファッションとかは僕にとって全く関心事ではなく、それらに画像や動画の通信容量を使うことが非常に無駄だと感じる。 僕が必要としているのは技術情報やニュースであって、他人の私生活ではない。 そのため、予想していたけれど僕の用途とサービスの性質が合ってなかった。

Bluesky

もともとは招待制で利用可能だった。 自由に参加可能になったタイミングでアカウントを作ったけれど、結局全然見てない。 関心のある情報も流れてこない。

SNS やらなくていいや

色々代替サービスを探して触ったけれど、結局自分のやりたいことを満たせる SNS はなかった。 まぁ SNS に技術情報の収集を求める、ってのが変だったのかもしれない。

言うなれば、今までの Twitter の使われ方が本来の SNS の使われ方と違っていたのかもしれない。 国が情報発信を民営の SNS でやってるのも変だし。

僕が必要としていたのは情報収集だけなので、RSS フィードで情報を拾いにいけばある程度改善する。 ただし、予期しない情報を得るのに RSS はあまり役に立たない。 自分が購読対象を指定する関係上、これは避けられない。

現在は Android 版の Feedly で情報をキャッチアップするようにしてる。 正直、今はインターネット上に情報が多すぎるので、ある程度必要な情報を間引いたり自動化しないと処理しきれない。 特に、定期的に自分から情報を見に行かないと新しい情報の有無を判別できない性質のサービスは、もう見ない。 見る時間がない。

例えば以下の 2 つはほぼ見ない。

つまりは「情報があることを知る」機構が設けられてないと使う気になれない。

幸いゲームについては 4Gamer RSS Feeds があったので、これを購読するようにした。 映画や漫画の RSS は軽く探した限りではなさそうだったので諦める。 Android のおすすめニュースだけで事足りるかもしれないし。

コミュニケーション周りはどうするか考え中

全くコミュニケーション取らないのはさすがにまずいので、思い出したタイミングくらいで Twitter を見るようにはする。 たまーに DM が届くこともあるので。

まれにつぶやくかもしれない。

何気にゲームの Discord サーバとかには参加していて、そこでゲーム関連の話はしたりしている。 もちろん、情報がかなり偏るのでそれで十分ではない。

まとめ

Twitter をやめたことでいろんな変化があったけれど、概ね良い方向に変化した。 ストレスが減って良かった。

情報の幅が狭くなってしまった点は、RSS の購読を整理して調整することで改善を目指す。

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