Enotria The Last Song をクリアした感想
Enotria The Last Song クリアしたので感想を書く。 20 時間で本編 1 周した。
どういうゲーム
イタリアの伝承に基づいた世界を舞台にしたソウルライクゲーム。 Bloodborne みたいなステップ回避と SEKIRO みたいなパリィに CodeVein みたいなスキルを組み合わせて戦う。 2024 年 9 月 16 日発売。発売日に購入した。
総評
おもしろかったけれど、戦闘の手触りが悪い。
基本的にパリィゲーで、パリィの感触が音も含めて気持ちいいが、 それ以外の戦闘バランスが悪くて印象を悪くしている。 戦闘バランスについては 70 点くらいの印象。
とにかくディレイがひどい。 ディレイをどうにかして、後述する女教皇を修正すれば 80 点くらいになると思う。
プレイのほとんどの時間が戦闘なのに戦闘バランスの調整不足さがもったいないゲーム。 7,000 円でこのクオリティはちょっと高い。 4,000 円くらいなら買い。
改善ロードマップが公開されているので、不満点は将来的に解消されるかもしれない。
良かった点
- 風景が美しい。 イタリアの風景とか全然知らないので、結構新鮮な気持ちで探索できた。
- 探索要素がそれなりにある。 結構探索したつもりだけれど、割と取りこぼしがあったので探索しがいがある。
- 装備が多く、性能の差別化がされている。 属性相性もあるため、ボスに合わせて装備の組み合わせを考える楽しさがあった。
- パリィが気持ちいい。
悪かった点
- ステップ回避の性能が悪い。 普通なら避けられてそうな攻撃がなぜか当たることが何度も起きる。 多分無敵時間が短い。
- 敵のディレイが異常なくらい長い。 ザコ敵からボスまで全部ディレイ攻撃してくる。
- ボスの敵の強さにかなりムラがある。 クソ強いやつか、雑魚いやつのどっちかしかいない。 クソ強い奴はだいたい同じで、異常に火力が高くて且つ異常なディレイ攻撃をしてくる奴。 ひるまないのを良いことにディレイ攻撃を延々としてくる。 長すぎるディレイのせいで、攻撃が終わったと思って攻撃したら、ディレイだったので反撃食らうこともしばしば。 負けても強敵に負けたというよりディレイに負けたって感想になる。 悔しさよりも不快感が勝る。
- 敵の遠距離攻撃がかなりうざい。 見てから回避が間に合わないくらい早い攻撃が多い。 食らうと怯んで行動が中断される上に、全部のマップにだいたい遠距離攻撃してくるザコがそれなりにいる。 一番うざいのが大砲。食らうとふっとばされるのにかなり弾速が早くて、先読みロリ必須。 しかも砲手がいなくても発射してくるので、止める方法がない。
- 一部の調整不足なボス。 1 周目の寄り道ボスで、とんでもなく火力が高くて 3 発殴られたら死ぬような攻撃をしてくるやつがいる。 あとヴェルサの女教皇。発生がかなり早くて回避が難しい魔法を、取り巻きのザコ 3 人と連発してくるゴミ。 ヤーナムの影を 100 倍理不尽に強くしたような最悪のボス。 魔法を食らって一方的に怯みハメ殺されることが何度もあった。 コントローラーぶん投げそうになる。 テストしてないだろこのボス。 魔法耐性極振りにして、毒特化にして押し切って倒したが、二度と戦いたくない。 こいつと戦いたくないから、2 週目はやらないことにした。
- 攻撃モーションが少ない。 同じ武器種は全部同じ攻撃モーションしてる。 武器の数はかなり多いけれど、性能以外に差別化要員がない。 結局序盤に入手してそれなりに強い武器をひたすら強化して戦ってたので、大半の武器はまともに使っていない。 メイン武器はポールアーム。 強靭の高いザコ処理用に特大剣 1 つ、隙が少ないやつ用に長剣 1 つ。 あとは属性武器を2, 3 個程度しか強化して使わなかった。
- ザコ敵や中ボスとプレイヤーの攻撃モーションがおそらく同じ。 プレイヤーの使える攻撃スキルが、雑魚敵の攻撃モーションと同じ。 マップの変化に合わせて敵の見た目も変わるが、 近接攻撃してくるやつはだいたい見たことあるモーションの攻撃をしてくる。
- 日本語吹き替えと字幕の乖離がめちゃくちゃ多い。
- 聞き慣れない用語がめちゃくちゃ多くて最初は混乱する。
以上。