技術ブログのような何か
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投稿日時 2022-06-28 09:00:00 +0900 | カテゴリー イラスト
ClipStudio で描いた。 出来上がった絵。
5 時間ほどで満足したのと、疲れてやめた。 個人的にはいい感じに着色できた感じがするけれど、すごく指が疲れた。 グリザイユ画法+厚塗りを試したくて描いた。
グレースケールで絵を描いてから、あとで色をのせる描き方。 多分デジタルのイラストレーションじゃないと出来ない手法。
普通に絵を描く場合だと色相、明度、彩度全部まとめて考えて配色しないといけないけれど、 グリザイユ画法だと色相を考えるのを後回しにできる。
まず、描くモノのイメージを固める。
今回の目的は色塗り練習。 キャラデザに悩みたくなかったため、2016年頃に描いたオリキャラをモデルに、グリザイユ画法で描くことにした。
今回お題にしたのは、2016年頃に描いたキャラ。 今と全然絵が違う。
色塗るのがメインの想定だったので肩より上だけで良いや、ってことでこれだけしか描いてなかった。
胴体も描きたくなったので適当に線引いてたらいい感じになったので採用。
下書き線もそのまま使うことにして、色を赤から黒に変更。 横着せずにペン入れしたほうが多分良かった。
乗算レイヤーを追加し、薄いグレーで影を描いたらレイヤー統合。 そしてまた乗算レイヤーで影を重ねて、を繰り返す。 最後にレイヤーを1枚に統合する。
下書きの線が汚いので消しゴムで消した。 そしてスポイトで色を拾って着色して整える。
レイヤー1枚のまま作業。 顔周りを整えて力尽きた。
今回は色塗りがメインの目的なので、さっさと本題の着色に進んだ。
乗算レイヤーを追加して色を落とす。この時点では暗いまま。
パーツごとに色を落とし終えたらレイヤーを1枚に統合。 白いエプロンも、黒いブラウスも、そのままの白や黒ではなく、青みを加えるのがポイント。 純粋な白や黒ってほとんど存在しないらしい。大体はなんらか環境光の影響を受けて色味がつくもの。 青空の下なら青や黄色、夕日の下なら赤など。 ダークな雰囲気の絵にしたいなら、このままでも良いやも。
オーバーレイのレイヤーはパーツごとに分けて塗る。 パーツを塗り終わったら色調補正でいい感じの色になる色を探す。 全体の色味調整が終わったら1枚に統合。
まだ暗い感じがしたので、トーンカーブでコントラストを調整。
オーバーレイレイヤーを追加して、エアブラシで赤みや青みを追加。 肌や髪は暖色系を追加したほうが血色良く見える。
加算(発光)レイヤーで髪や目、頬にハイライトを追加。 スクリーンレイヤーで後ろ髪とリボンに薄く青みを追加(空気遠近法)。
レイヤーを統合し、気になったところの周囲の色をスポイトで拾って微修正。 ここで眉を描き忘れてたことに気づいて付け足した。
グラデーションマップも加えようとしたけれど、いい感じにまとまらなかったのでやめた。 大体満足したので終了。あと飽きた。
若干明るくしすぎたかもしれない。
これはこれで面白い。 普段の色の塗り方よりも厚みのある感じがするので結構好き。
しばらくこの塗り方で絵を描いてみる。 指疲れるが。
グリザイユ画法は大昔に1回やろうとして上手くいかなくて挫折した記憶だけれど、今やると結構楽しいことが分かった。
ガンガンレイヤーを結合して、スポイトで周りの色を拾って線画と色を修正するスタイルは結構良いかもしれない。
今までは線画と色のレイヤーを分けてたけれど、後の工程で線画と色を修正したくなったときが面倒だった。 線画直す→色直す→色に重ねてる乗算レイヤー直す、みたいにいっぱいやることがある。
最近、明度の高い色は避けるようにしてる関係で若干くすんだ色合いになった気がする。 明度100の色は使ってない。背景色も薄いグレーを使ってる。 コントラスト調整もしたんだけれど、まだくすんでるような感じがある。
色に対する感じ方は周囲の色との調和で決まるので、背景色を明度100の白にすると、全体的に明るい色にしないと逆に暗く見えてしまう。 色彩検定 2級でこのへんを感じた。 写真とかの色をスポイトで拾ってみると、目で見て感じる以上に暗い色だったりするのと同じ現象。 明るすぎる配色は目が疲れるので最近は避けるようにしてる。
次は背景のある絵を描きたい。
レイヤー | 用途 |
---|---|
通常 | 線画とグレースケール |
乗算 | 影、色味の追加 |
オーバーレイ | 明るさの調整 |
スクリーン | 色を薄くするのに |
加算(発光) | ハイライト |