色彩検定 2 級に合格した
2021/11/14 に色彩検定 2 級をうけて合格した。 取得年月日は 2021/12/8。 勉強方法や教材とかをまとめる。
自分のこと
職業としてはエンジニア (SRE) をしてる。 色彩を意識するような職業ではない。
趣味で絵を描くことはある。 ClipStudio とか使ってるので、多少はデジタルイラストや色について知識はあった程度。 大学も情報系の大学を出たので、色の体系的知識は皆無。
色彩検定を受験するのは初めて。 3 級すっ飛ばして 2 級を受けたが、一発で通った。
資格試験を受けようと思った背景
趣味で絵を描いてるので、色彩検定の知識は絵を描く時に役立つと思ったから。 仕事に役立てるつもりは無かった。
勉強時間
1 ヶ月ほど勉強した。 時間としては 71 時間ほど勉強した。
毎日朝晩合わせて 2 時間ほど勉強するのを続けてた。 土日は少し時間を多めにしていた。
勉強する時間の管理は Google カレンダーで行った。 勉強する時間の枠をカレンダーにすべて入力した。
自己採点した感じでは 88.7 %は正当してそうだった。 合格点は約 70 %らしいので、割と余裕で通ったと思う。 試験時間の間は不安だらけだったけれど。
教材
この 3 つだけ買った。 公式テキストは読み物として面白くて、あんまり勉強が辛くなかった。
勉強方法
3 級公式テキスト→3 級の過去問→2 級公式テキスト→2 級の過去問って順でやった。 2 級の試験は 3 級の内容も含まれるらしかったので、一応 3 級も勉強しとくか、と思って 3 級も勉強してから 2 級の範囲を勉強した。
2 級の公式テキスト内で説明無しに 3 級で学んだ内容が出てきたりするので、3 級は勉強しといたほうが絶対良い。
3 級の勉強
- 3 級の公式テキストを前からひたすら読む
- 1 周したら過去問の 3 級を解く
- Google Spreadsheet を用意して公式テキストを片手ににひたすら解答する(後述)
- 分からなかったり、悩んだ奴はあえて空欄にしてスキップする
- 自己採点する
- 正答率 69.5 %だったので不合格ライン
- 間違えた問題を良く見直して覚える
2 級の勉強
- 2 級の公式テキストを前からひたすら読む
- 後は 3 級の時と同じことをやる
- 正答率は 67 % だったので不合格ライン
- 公式テキストに付箋を張って、頻繁に見る箇所へのアクセスをしやすくする
- 自己採点の結果、苦手だったとこを重点的に見直す
- 僕の場合は「視覚系」「マンセル表色系」「慣用色名」あたりが苦手だった
- 景観やファッション、身の回りの物、Twitter に流れてくるイラスト、写真に対してどういう配色なのか考えるようにする
- 信号待ちしてるときに「あれはドミナントカラー配色かな?」「あれは誘目性が高いな」みたいなこと考えたりする
Google Spreadsheet を使ったテスト勉強法
過去問を使って勉強するときは、いつも Google Spreadsheet を使っている。 以下のメリットがあるのでオススメ。
- 場所を取らない
- 間違えた問題だけフィルターして見つけられる
- 採点が一瞬で終わる
- 繰り返し問題を解くのも簡単
- 集計ができる
間違えた問題だけフィルターすることで、間違えがちな問題がすぐに分かって便利。 この勉強方法は応用情報の試験勉強のときも役に立った。
反省点
公式テキスト読むスピードが遅い
公式テキストを一周するのにダラダラ日数を重ねてしまった。 結果、あんまり過去問を見直す時間が取れなかった。 まずは過去問を解いて感触を掴んでから改めて読み直すほうが良かったやも。
試験当日の時間配分を誤った
家で過去問してた時に時間を全然測ってなかったのが良くなかった。
過去問やってた時と同じ感覚で問題解いてたら 1/4 くらい残ってるのに残り時間あと僅かになってかなり焦った。 一気にスピードを上げて問題を読んで、見直しせずに解答してなんとか時間内に全問書ききった。 かなりギリギリだった。
結果的にはそれで大きなケアレスミスもなかったっぽい感じなので命拾いしたけれど、試験会場ではめちゃくちゃ焦ってた。 問題数が多いので、ゆるゆる問題解いてるとすぐに時間が経つ。 時間計測は大事。
感想
受けてみて良かった。
試験内容は「過去問ひたすら暗記すれば通る」みたいな無意味な試験ではなくて良かった。 応用情報の午前とかは、暗記するだけで通るので試験の必要性を感じない。
元々色彩に興味があったのと、趣味の領域と近いのもあって勉強って感じもなく、やっていて面白かった。 普段は色彩をあまり意識しないけれど、日常にありふれたものだと気づいた。
公式テキストは読み物として面白いので、色彩検定を受ける気がない人でも読んで楽しめると思う。 色彩検定だしてる機関が出してる本ってだけあってか、読みやすさ、わかりやすさにかなり気を配ってる感じがした。 絵や写真もふんだんに使ってあって、色彩をとにかく頭の中でイメージできるように作ってある。 この辺は IT 系の技術書も見習ってほしい。 コラムも結構意外性があって面白かった。