ブログ移転しました
長いことScrapboxをブログとして使っていたんだけれど、ちょっと思うことがあってブログをGitHub Pagesに変更したくなった。 ブログを変更すると変遷の記録を残すことにしているので、今回も変遷の記録を残す。
なお、この記事よりも過去の記事がいくつかすでに書かれているが、それらは過去のブログから移行してきたものです。
変更しようと思った理由
Scrapbox はもう 4 年も使っていたけれど、 やはり Wiki サービスであってブログではないのが最近気になり始めた。
コメント機能はいらないけれど、章立てしたいし、目次の自動生成もしたい。 でもこのあたりの機能は Scrapbox では意図的に排除されている。 「章立てが必要なら、その部分を別記事に切り出して再利用しようね」って思想なので。
チームでメンテをするWikiならそれでも良いのだろうけれど、 個人でメンテをするブログならあんまり記事数を増やしたくない。 それなら、やはりブログサービスを使ったほうが良いだろうなと。
はてなブログに戻ろうかな?とも思ったけれどやめた。 自分の作業ログや、思考のログをまとめた場所にしたいのに広告がでると嫌なので。 特にスマホから見た時。 まぁ今は収入がかなり安定しているので、はてなブログに課金して広告を消しても良いんだが。
今はPV数とか気にしなくなったので、それならいっそ GitHub Pages でいいやと。 いろんなものに妥協すれば、広告も出ないし、ある程度は自動化できるし。
転職活動で見せられる公開ログみたいな立ち位置の技術ブログとして運用する想定。 なので、見た目には凝らない。 最小限の手間で運用する。
ブログ変遷記録
ざっくりこういう変遷を辿ってきた。
- FC2 (2016)
- はてなブログ (2017~2019)
- GitHub Pages (2018)
- Scrapbox (2019)
- はてなブログ (2019)
- Scrapbox (2019~2023)
- GitHub Pages (2023)
FC2 (2016)
FC2ブログはまだ学生の頃に使ってた。 好きなブロガーがFC2を使ってたのでFC2を選んだ。
大学でプログラミングやり始めた頃に、Markdownで書きたくなったのと、コードブロック周りが使えなくてやめた気がする。
はてなブログ (2017~2019)
はてなブログはMarkdownで記事をかけるブログなので選択した。 見返してみると3年間も使っていたらしい。 メール送信で記事を投稿する機能があって、Vimで書いてメールでポストするってのをよくやってた。
はてなブログを使っている間に GitHub Pages や Scrapbox を触っている期間があった。
一時的に GitHub Pages に移った理由は以下。
- github.io のドメインと柔軟性の高さ
- ブログ記事の更新履歴を残せる
- 管理がやりやすい
- エディタが選べる
- コマンドラインと相性が良い
- 自動化が簡単
Scrapbox はレスポンスの良さやサービス哲学に惚れて使っていたが、すぐに戻ってきた。
当時はツールやイラストの配布を積極的に行っていたので、PV数をかなり気にしていたらしい。 今となっては考えられない理由だ。
Scrapbox (2019~2023)
Scrapboxが話題になってたころから使い始めた。 もう4年も前から使ってたんだな、と思うとなかなか感慨深い。
Wikiサービスなのでブログと性質が全然違うし、コメントも投稿できない。 が、Wikiとして記事を書くってこういうことなんだな、ってのを実感できた。 この考え方は会社のWikiを書くときにも役立ってる。
でも、僕は階層構造で文章を書きたい人なので、目次を自動生成してくれないのがすごく不便だった。 代わりに、UserScriptで目次を自動生成するようにもしていた。 こうすれば、自分の表示上は目次からジャンプできるようになる。 たぶんScrapboxのポリシーとして、1つの記事は小さく再利用性を高くするためにも、目次の自動生成とかは機能として提供しないと思う。
GitHub Pages (2023)
Scrapboxの期間が長すぎたのもあって、正直GitHub Pagesをどれだけ使い続けるか怪しいけれど、 とりあえず試してダメだったら戻ればいいので使ってみる。 数ヶ月更新が続くようであれば正式に移せばいいし。
最近はゲーム関連のどうでもいいことしか書いてなかったので、久しぶりに長文を書いて新鮮な気持ちになった。 やっぱ文章を書くときはMarkdownが好きよ。 Asciidocのがもっと好きだけど。
GitHub Pagesに感じてる欠点は以下の3つ。
- 画像の投稿が面倒
- 記事にコメントができない
- 検索機能なし
画像の投稿は issues から画像あげてリンクだけ拝借すればいい。
コメント機能だけ後付するってのができることも過去に確認したので、どうとでもなる。 やるかどうかは未定だけど。
コメントするためにアカウント作る必要があって、その辺はてなブログとかよりはるかに面倒だから、 設定してもコメントする人出てこないでしょ?みたいな気持ちがあるのでやらない気がする。
リポジトリのサイズ制限とか、Jekyllのビルド時間制限とか、 サイトの表示回数制限とかいろいろ成約があるけれど、引っかかってから考えればいいので気にしない。
検索機能なしは悩んだけれど、これもGitHubのリポジトリ内で検索かければ実質同じでは?と思ったので諦めることにした。
Blogger
今回のブログ移転のタイミングでBloggerも試していた。 使用感を掴むために軽く1つ記事を下書きで書いたが、気になる箇所が多すぎて諦めた。
まずBloggerに対して僕が感じていた魅力は以下。
- 無料枠で広告なし
- 無料枠でカスタムドメイン利用可能
- Googleのサービスが好き
そして欠点と感じたのは以下。
- Markdown 記法なし
- コードブロックのシンタックスハイライトなし
- 目次の自動生成なし
- 編集画面のショートカットキー不足
- はてなブログのコミュニティやランキングがないから PV 数稼ぎが難しそう
コードブロックのシンタックスハイライトはスクリプトを差し込むことで解消できた。 目次の自動生成も同様に、スクリプトを差し込むことで解決できた。 ショートカットキー不足は、妥協できる領域。 PV 数稼ぎも今となってはどうでも良い。
一番僕が受け入れられなかったのは、ソースコードを貼り付けにくい点だ。
ソースコードにシンタックスハイライトを適用するには HTML の <pre>
タグを使う必要がある。
しかし作成ビューではこのタグを差し込めない。
HTMLビューを使う必要がある。
しかし、HTMLビューにタグを差し込もうにも、 改行文字が一切ないギチギチに圧縮されたHTMLが表示される。
作成ビューで文章を書いたあとHTMLビューに切り替えると、無駄な空白などが削除されたHTMLが表示される。
そこに <pre>
タグを差し込もうとすると、差し込む場所を探し回るところから始まるので非常にめんどくさい。
それがどうしても受け入れ難かった。
いっそ Markdown で書いて HTML に変換して HTML ビューにコピペで投稿することも考えたが 後で編集するとき絶対面倒になるのが見えたので、Bloggerは諦めることにした。
Blogger の作成ビューを触ってからMarkdownに戻ってくるとなんて快適に執筆できるんだ、と感動した。 もはや生活に馴染みすぎていて忘れかけていたが、Vimで執筆できることは大事だったんだ。