ホラー映画の感想
ホラー映画が好きでNetflixとかで定期的にホラー映画を見る。 見たホラー映画の感想とかをまとめていく。
見た映画ごとに記事を作るほどでもないので、新しく映画を見たら随時ここに書いていく。
きさらぎ駅 (2023-10-15)
真・鮫島事件がすごいチープなホラー映画だったので、同じく2chの都市伝説が元ネタのきさらぎ駅もチープな映画なのでは、 と心配しながら見たが普通に怖くて楽しめるホラー映画だった。鮫島事件よりはずっと力の入ったホラー映画だった。
前半はきさらぎ駅から生還した人の話を追体験する。 後半はきさらぎ駅の話を聞いた人が、その事前情報のもと実際にきさらぎ駅に行く、という話の構成。 後半はややギャグっぽさもあって(おそらく意図的だが)、そういう点でも楽しめた。
最後の最後でそういう理由だったんね、と良い意味で裏切られる結末だったりと、色々フェイクが入っていて良い作品だった。
ホラーのタイプとしては「ザ・心霊現象特化」って感じで、生理的嫌悪感を覚えるような要素もなく、誰でも楽しめる内容だと思う。 怖いは怖いんだけれど、バチクソ怖くてトイレにいけなくなるタイプってほどでもないので、ホラーが苦手な人にもおすすめできる万人におすすめできるホラー映画だった。
N号棟 (2023-10-15)
きさらぎ駅を見たあとにぶっ通しでみたホラー映画。 きさらぎ駅が万人におすすめできるホラー映画だったのに対して、こっちは絶対に人を選ぶホラー映画だった。
全体的に濡場的な演出が多いし、女性同士のキスシーンもあるし、内容がかなり哲学や宗教的になってる。 演出もやり過ぎ感があって、団地に住んでる人が発狂するシーンとか笑っちゃった。
とにかく要所要所の演出が過剰にねちっこくて生理的な気持ち悪さがついて回る。 「死は救済」とかいう使い古されたセリフを何度も言ってきて、すげー薄いこと言ってるなこの人、って思いながら見てた。
- 死ぬことで救われる、ってことは死んだあとにも救われた状態での生活が継続するってことのはずで、生活が継続するのに救われるって矛盾してないか?
- 死後の生活に終わりはないのか?
- 死後の生活の終わりを死と言うのなら、それに対して恐怖しないのか?
とか、とにかく色々ツッコミどころが多い。
きさらぎ駅が家族で夕飯食いながら見て悲鳴を上げて、最後に笑って感想を言えるタイプのホラー映画なのに対して、 N号棟は気持ち悪さが先行して悲鳴が出るよりは押し黙ってしまうタイプのホラー映画。 たぶん複数人で見ると気まずくなるので、一人で深夜に見る方が良い。 飯食いながら見ると飯が不味くなる。
結末は、ジャパニーズホラーよろしく後味の悪い結末だけれど、当人達はたぶん救われてるんだろうな。
総合的に見ると怖い部類の映画だと思うけれど、きさらぎ駅ほど万人におすすめできるタイプのホラー映画ではない。 少なくとも僕の好みではない。
呪われの橋 (2023-10-15)
N号棟を見たあとにぶっ通しで見たホラー映画。 一日に3つもホラー映画を見ると疲れる。 他2つは日本のホラー映画だったけれど、こっちは台湾のホラー映画。
過去に起きた事件の調査により、過去の心霊現象を追体験するような内容。 やや内容が複雑で、登場人物も多くて誰が誰なのか分かりづらかった。 ストーリーもやや難解で、最後の最後になってようやく理解できたが、やや説明不足なところもある。 もう1回見直さないと理解できないかもしれない。
すでにホラー映画3本目だったのあるかもしれないけれど、正直あんまり怖くなかった。 どうも「ホラー演出の予兆」みたいなのがすごくわかりやすかった。 「ああ、そろそろびっくり演出きそうね」って思いながら見てると予想どおり来る、って感じ。 ホラー映画見慣れてる人ほど予想できてしまって退屈に感じると思う。 基本的には心霊現象がメインなんだけれど、ちょいちょいゾンビモノっぽさもあって、僕の好みからややズレてたのもあるか。
あと悲鳴がすごいんだけれど、すごすぎて逆に嘘っぽさがある。 そこまでビビるか?みたいなビビり方していて、オーバーリアクション感が余計怖さを下げてたのかもしれない。
感想としては、ありきたりなホラー映画って印象だった。 きさらぎ駅ほどの爽やかさもなく、N号棟みたいな気持ち悪さとぶっ飛び具合もない。 どっかで見たことある気がするけれど、そんなことないみたいな、なんとも記憶に残らないホラー映画だった。